Moist

網田という町の話を書いてみました。 すべてフィクションですが 場所はホントにあります。素敵な町です。

2話 異変

 

 やばい・・

 

 気になる

 

 眠れない

 

 初めてみたかも 幽霊・・

 

 もう0時まわってるのに なかなか眠れない

 

 

  ぁあ”~~ 寝て忘れたいのに

  なんか ドキドキして眠れない・・・

 

 

 

 今日は満月

 

  

f:id:ichikamaron5:20171012160749j:plain

 

 外が明るすぎるのも眠れない原因なのかなぁ・・

 

 

 

  網田の街は 静かすぎる

 

    虫の音しか聞こえない

 

 

 

 東京は 色んな音が渦巻いていたっけ・・・

 

 

  ぁ。。。 眠れそうな・・・・

 

 

 

 た・・す・・け・・て

 

 

 いきなり脳にダイレクトに声がした!

 

 

 目を開けると

 

 なんだか 眩しい光が目の奥までとどくくらい

 

 脳にささるくらい

 

 

f:id:ichikamaron5:20171012160916j:plain

 

 

 「 ま。。。 眩しい・・・」

 

 

 

 「 ゆい! おいゆい! 朝だぞ! おい!」

 

 

  「 ・・・えっ・・・???」

 

 

 「 ゆい 珍しいなぁ 朝に起されて起きる事なんて

   今までなかったのになぁ~

   気分でも悪いのか?」

 

 

 「・・・・。」

 

 

 父親がいつもの時間に起きてこない私を心配して

 初めて起こしにきた。

 

 「 大丈夫か? 」

 

 「 ・・・うん・・」

 

 

 気分は悪くない・・ でも あれなんだったんだろう・・

 ・・・

 

 

 

 やばい もう7時15分だ!

 

 網田中の朝は 早い

 

 

 やつら 8時まえには 

 ほぼ全員学校へ来ている@@

 

 

 おばあちゃんが作った朝ごはんも半分残して

 

 

 学校へ 走る!

 

 

 歩いて20分 

 走ったら たぶん10分くらいでつくかなぁ・・・

 

 

 なんて考えながら 走っていると

 

 

 集団登校している 小学生が 並んで歩いている

 

 

 

   やばい 

 

 っもう45分くらいだ! 

 

 間に合うかなぁ・・・

 

 

  すると

 

 

 ききぃ~~~~!!!

 

 

  どぉ~~ん!!

 

 

  き”ゃぁ”~~~~!!!

 

 

 

 大きな音の後に数人の悲鳴が響き渡った

 

 国道をふさぐようにトラックが横たわってる

 

 

 

 あの 集団登校の列に

 トラックがつっこんでいる・・

 

 

  血だらけの子ども達が5人横たわっていた

 

 

  生きている子どもたちは

  大きな声で泣いている・・

 

 

 

  ドクドクドク・・

 

 心臓の音が耳にまで届くようになりまくる

 

 

  ・・・・・

 

  「 な・・・ 何が起きたの・・・」

 

 

  ドクドクドクドク・・・

 

 

 ドクドクドクドク・・・・

 

 

 

 

 

「 ゆい! おいゆい! 朝だぞ! おい!」

 

 

 「 ・・・ えっ??」

 

 

 「ゆい 珍しいなぁ 朝に起されて起きる事なんて

   今までなかったのになぁ~

   気分でも悪いのか?」

 

 

   ・・ あれ? 

 

    あれ??

 

 

    さっきの・・ 夢?

 

 

   「 大丈夫か? 顔が青いぞ?」

 

 

   やばい! もう 7時15分!

 

 

    ・・・

    

   これ・・・  さっきと同じ??

 

 

    同じ!!??

 

 

  なら

 

 

  なら

 

 

  もしかして  もしかして・・・・

 

 

 

 おばあちゃんのごはんも食べずに 私は走り出した

 

 

 何か悪い予感がする!

 

  

 

  ここ 

 

 

  この道を走ってたら

  集団登校の子ども達が歩いてた!!

 

 

 

 

  あっ きた!!!

 

 にぎやかに話しながら歩く子供たちが来た

 

 

 どうにでもなれ!!!!

 

 

 私は 勇気を振り絞って子供達に話しかけた

 

 

 

 「おはよぉ~」

 

 「 おはようございます!」

 

 「 ごめんねぇ~ ! 校長先生が

   ちょっとここでまっててぇ~て言ってたのよぉ~

    お姉ちゃんと一緒にまっててくれる?」

 

 「 ぇえ~~ なんでぇ~~ なんでぇ~~」

 

 

 

  とりあえず 国道にでる道にあの時間に通らせなければ

  大丈夫だと思う・・

 

 

 

  もし何もなかったら・・

 

  この状態って・・・

 

 

  あたしかなり不審者だよねぇ@@@

 

 

 

 「 お姉ちゃん お姉ちゃん 

   なんでまたなんとぉ~~~・・・・」

 

 

 ・・・。

 

 

 

 大きな風が吹いた・・

 

 

 

 ききぃ~~~~!!!

 

 

  どぉ~~ん!!

 

 

 大きな音とともに

 あのトラックがあの場所に横転していた・・・

 

 

 

 わ”ぁ”~~~!

 

 

 子ども達が騒ぎ始めた!

 

「 お姉ちゃん!お姉ちゃん! 俺たち危なかったぁ!!!!」

 

 

  よかった・・・・

 

 

  ・・・

 

  でもなんで?