2話 異変
やばい・・
気になる
眠れない
初めてみたかも 幽霊・・
もう0時まわってるのに なかなか眠れない
ぁあ”~~ 寝て忘れたいのに
なんか ドキドキして眠れない・・・
今日は満月
外が明るすぎるのも眠れない原因なのかなぁ・・
網田の街は 静かすぎる
虫の音しか聞こえない
東京は 色んな音が渦巻いていたっけ・・・
ぁ。。。 眠れそうな・・・・
た・・す・・け・・て
いきなり脳にダイレクトに声がした!
目を開けると
なんだか 眩しい光が目の奥までとどくくらい
脳にささるくらい
「 ま。。。 眩しい・・・」
「 ゆい! おいゆい! 朝だぞ! おい!」
「 ・・・えっ・・・???」
「 ゆい 珍しいなぁ 朝に起されて起きる事なんて
今までなかったのになぁ~
気分でも悪いのか?」
「・・・・。」
父親がいつもの時間に起きてこない私を心配して
初めて起こしにきた。
「 大丈夫か? 」
「 ・・・うん・・」
気分は悪くない・・ でも あれなんだったんだろう・・
・・・
やばい もう7時15分だ!
網田中の朝は 早い
やつら 8時まえには
ほぼ全員学校へ来ている@@
おばあちゃんが作った朝ごはんも半分残して
学校へ 走る!
歩いて20分
走ったら たぶん10分くらいでつくかなぁ・・・
なんて考えながら 走っていると
集団登校している 小学生が 並んで歩いている
やばい
っもう45分くらいだ!
間に合うかなぁ・・・
すると
ききぃ~~~~!!!
どぉ~~ん!!
き”ゃぁ”~~~~!!!
大きな音の後に数人の悲鳴が響き渡った
国道をふさぐようにトラックが横たわってる
あの 集団登校の列に
トラックがつっこんでいる・・
血だらけの子ども達が5人横たわっていた
生きている子どもたちは
大きな声で泣いている・・
ドクドクドク・・
心臓の音が耳にまで届くようになりまくる
・・・・・
「 な・・・ 何が起きたの・・・」
ドクドクドクドク・・・
ドクドクドクドク・・・・
「 ゆい! おいゆい! 朝だぞ! おい!」
「 ・・・ えっ??」
「ゆい 珍しいなぁ 朝に起されて起きる事なんて
今までなかったのになぁ~
気分でも悪いのか?」
・・ あれ?
あれ??
さっきの・・ 夢?
「 大丈夫か? 顔が青いぞ?」
やばい! もう 7時15分!
・・・
これ・・・ さっきと同じ??
同じ!!??
なら
なら
もしかして もしかして・・・・
おばあちゃんのごはんも食べずに 私は走り出した
何か悪い予感がする!
ここ
この道を走ってたら
集団登校の子ども達が歩いてた!!
あっ きた!!!
にぎやかに話しながら歩く子供たちが来た
どうにでもなれ!!!!
私は 勇気を振り絞って子供達に話しかけた
「おはよぉ~」
「 おはようございます!」
「 ごめんねぇ~ ! 校長先生が
ちょっとここでまっててぇ~て言ってたのよぉ~
お姉ちゃんと一緒にまっててくれる?」
「 ぇえ~~ なんでぇ~~ なんでぇ~~」
とりあえず 国道にでる道にあの時間に通らせなければ
大丈夫だと思う・・
もし何もなかったら・・
この状態って・・・
あたしかなり不審者だよねぇ@@@
「 お姉ちゃん お姉ちゃん
なんでまたなんとぉ~~~・・・・」
・・・。
大きな風が吹いた・・
ききぃ~~~~!!!
どぉ~~ん!!
大きな音とともに
あのトラックがあの場所に横転していた・・・
わ”ぁ”~~~!
子ども達が騒ぎ始めた!
「 お姉ちゃん!お姉ちゃん! 俺たち危なかったぁ!!!!」
よかった・・・・
・・・
でもなんで?